チェコ料理 レシピ 第29回 チェコ風ローストチキン  Pečené kuře s nádivkou  

チェコ料理研究家 村田祐生子

みんな大好きなチェコの伝統的な家庭料理です。チキンをオーブンで焼くのですが、そこはチェコ。クネードリキのようなパンから作る詰め物をしてローストします。丸ごとでなく、骨付きもも肉でも作れるのに感心しました。こんがりと焼けた皮の内側に香草とスパイスのきいた詰め物の層がかぶさり、肉はジューシーな仕上がりになります。

詰め物はほぼ材料を切って合わせるだけ。鶏モモの皮と身のあいだに詰め物をぐいぐいと挟み込み、あとはオーブンにお任せです。意外と暑い季節に向いた料理かもしれません。塩気がきいた香ばしいチキンはビールとの相性も抜群です。お試しください。

ローストチキンの材料
ローストチキン出来上がり

材料  

鶏骨付きもも肉 2本

バター、塩、コショー

詰め物

バゲット  180g(柔らかいもの 今回はタカキベーカリーのカスクートを3個使いました)             

卵 2個

牛乳 100cc

ハム 2枚 

チャイブ みじん切り 大さじ2

パセリ みじん切り 大さじ2

ナツメグ、塩、コショー

作り方

  • チキンは皮と身の間を開き、塩、コショウで下味をつける。
  • バゲットは小さいダイスに切り、他の詰め物の材料と手で混ぜ合わせる。
  • チキンの皮と身の間に詰め物をたっぷりとはさみ、上を爪楊枝でとめる。詰め物が残ったら、ボール状に丸めておく。
  • バットにもも肉を入れ、表面にバターを塗る。
  • バットに水を100㏄程いれ、、180℃に予熱したオーブンにいれまず30分焼く。
  • 水を足してさらに30分焼く。余った詰め物があればこの時バットにいれる。
  • こんがりと焼けたら出来上がり。付け合わせはポテトが定番だそうです。
皮と身の間を開いて下味をつける
バゲットをダイス状に
詰め物を混ぜ合わせる
皮と身の間に詰め物をたっぷりはさむ
表面にバターを塗り水を足してオーブンへ