チェコ料理 第27回 カリフラワーのフライ タルタルソース添え Smažený květák

チェコ料理研究家 村田祐生子

チェコの定番、誰でも好き。ビールにぴったりというカリフラワーを使ったメニューです。カリフラワーはヨーロッパでは日本の何倍も生産、消費されているとても身近な野菜です。今回ご紹介するのは衣をつけて、こんがり揚げたフライで、チェコの野菜料理の筆頭格です。

チェコでレストランにいらしたら、メニューの“Bezmasá Jídla ”(肉なしの料理)の項目を探してください。おそらくこのフライがみつかるはずです。メイン料理としてオーダーすると、大きなお皿に大きなカリフラワーフライがジャガイモを付け合わせられ登場します。香ばしく、食べやすく、ビールにも白ワインにもぴったりです。フライとはいえカリフラワーです。カロリーはゼロ?

カリフラワーのフライの出来上がり

作り方はシンプルで、固めに下茹でしたカリフラワーにフライの衣をつけてこんがりと揚げるだけです。衣のパン粉を細かくすること、小麦粉の次につける卵に塩を加えることで本場の味が再現できます。ぜひお試しください。

材料

材料

カリフラワーのフライ

カリフラワー 1つ

小麦粉

卵  2個 (よく溶いて、塩少々を加える)

パン粉(すり鉢やフードプロセッサーでさらに細かくする)

揚げ油、塩

タルタルソース

ピクルス 1本 みじん切り

玉ねぎ  40g みじん切り

マヨネーズ 80g  マスタード 小さじ 半分  砂糖 小さじ 半分

作り方

  • カリフラワーを洗い、手とナイフで4-5センチ大の小房に分ける。
  • 鍋にお湯を沸かし、塩を加え、カリフラワーを4分程度固めにゆで、ざるに上げておく。
  • 2)に小麦粉をまぶし、卵に丁寧にくぐらせ、パン粉をつける。
  • 鍋に2センチ程度の油をいれ、170℃に熱する。衣のついたカリフラワーを入れ、返しながら黄金色に揚げる。
  • カリフラワーを盛り付け、ジャガイモを付け合わる。(写真は塩ゆでをバター少々であえ、チャイブをちらしたもの)

タルタルソースは材料を全部合わせてよく混ぜ、別添えにする。

4-5㎝程度に切る
4分ほどゆでる
小麦粉をまぶし卵をくぐらせ
170℃で揚げる