
| 日本チェコ友好協会 日本・EU市民交流年活動中間ご報告 |
| 日本・EU市民交流年にあたり日本チェコ友好協会ではチェコ相互訪問プロジェクト(People
to People Exchange)を公式行事として登録、5月にチェコからの「村長さん」一行を受け入れ会員の皆様とともに各地で交流の機会をもたせていただきました。大鷹会長がプロジェクトにいたる経緯、内容などをご報告申し上げます。ご報告に関しては全てのプログラムが終了後正式にまとめた物を発行の予定です。今回は第一報となります。 日本チェコ友好協会主催「2005日本・EU市民交流年」ご報告 2005日本・EU市民交流年にあたり、日本チェコ友好協会では公式に認定された「People to People」プログラム、招聘事業と派遣事業を企画しました。プラハから南20キロのメヘニツェ・スポーツ・クラブの16名が2005年に予定していた日本訪問を機に、日本・EU市民交流プログラムに参加していただく準備が始まりました。すでに95年以来日本との交流の実績もあるメヘニツェは、日本の地域研究の学生たち、いく組もの日本人グループのホームステイを受け入れて下さっている親日ムードいっぱいの村です。さらに安東理事と長年親交があるリトミシュルから市長、スメタナ国際音楽祭事務局長など6名も市民交流事業に加わる事になり、総勢22名をチェコから迎えて、5月13日から10日間にわたる市民交流の大プロジェクトが実現いたしました。 <町田市>メヘニツェはスポーツ・クラブを中心とするブルタヴァ川沿いのプラハ近郊、週末の憩いの地です。このパートナーをどこにするか、約1年前から東京の周辺の住宅地、町田、調布、多摩を訪れて市民交流の可能性を探り始めました。中でも町田市は、市長を初めとする文化国際交流財団、音楽の町の代表・町田フィルを誇りとしてボランティア活動が活発な街であり、日本・チェコ市民交流に積極的な意欲をもって下さいました。5月17日、町田フィルの演奏、そば打ちの実演、お茶のお点前。そして市の青少年センターを宿泊に提供され、そこでの交流パーティーでは大勢のボランティアの方々による手料理、餅つき、大戸囃子、着物の着付けを披露してくださり楽しい夜となりました。雑魚寝の大部屋の宿泊、大浴場も楽しんで下さいました。町田市のご好意には感謝の言葉が尽くせません。今後の町田とチェコとの交流を深める架け橋が協会の仕事であると実感しております。 <御殿場>まず、御殿場の地球文化交流ふじやま市会義の前市会議員辻川公子のご紹介により、富士社会教育センター花田常務理事にお会いしたのが昨年末。富士山ナショナル・トラストがその教育センター内にあり、日本・EU市民交流年行事として5月に行われる富士山植樹運動に参加してはという提案がありました。朝、町田を発って富士山をまじかに仰ぎ見ながら御殿場に到着。冨士山植樹についての講義を伺った後、早速富士山5合目へ出発。ずっしり重い苗木を1人2本とスコップを両手にかかえ粗い砂を掘って枝と添え木を結びつけました。5合目の冷たい強い風に煽られて作業を終わり、元気な人は富士山にしっかり足跡を残しにトレッキングへ。高齢者ほど元気一杯で、日本のガイドさんは音を上げて早々に引き上げてきました。お陰で日本の象徴・冨士山で果たした植樹プロジェクトは、チェコの方々に満足感を与え大成功でした。今後、日本チェコ友好協会会員も富士山緑化運動に毎年参加することを提案したいと思いました。 <韮崎>韮崎は中田英寿出身地のサッカーの街です。チェコのメヘニツェのスポーツ・クラブからはこの数年にわたって、日本からジュニア・サッカーチームを招待したいという意向がありましたが、なかなか実現はしませんでした。しかし、韮崎在住の日本チェコ友好協会員宮川晃史氏のご助力があって、何回か足を運ぶうちに韮崎市穂坂町の方々と友好協会との意思疎通が図られ、韮崎・穂坂町の少年サッカーチームのチェコ遠征が決定しました。5月19日、メヘニツェの16名は韮崎市穂坂小学校を挙げての心のこもる大歓迎を受け、少年サッカーチームの役員、ご両親による夕食歓迎会に続き、全員ホームステイを受け入れて下さいました。日本チェコ友好協会の市民交流年事業の第2の派遣事業である、ジュニアサッカーチーム、FC穂坂の遠征が今年8月に実現することになり市民交流が発展していくのは、何にもまして嬉しいことです。 <松本>リトミシュルと松本の市民レベルでの交流は2004年5月に松本出身の方々が、安東氏のご推薦で、リトミシュルを訪問、歓迎を受けたのがきっかけでした。その時の旅行の参加者・松本出身の小口久光氏と松本大学講師・エッセイスト岩淵順子氏の献身的努力により、5月来日のチェコグループのために地元企業、商工会議所、鈴木才能教育研究所、松本大学、安曇野市長、穂高町長など多くの方々の協賛を得るために奔走されました。リトミシュル市の6名は韮崎に寄らずに平沢箕輪町長に先導され、上諏訪のセイコー・エプソン社長訪問、箕輪温泉の典型的日本の宿を楽しまれたようです。翌、20日松本大学においては、特にリトミシュルと松本との緊密な市民交流が将来へと繋がっていくことを願うヤネチェク市長による「世界文化遺産の町リトミシュルの紹介」と、新しいEUの問題を提起した「チェコが加盟したEUの今後」の2つの市民公開講座は、300人余りの満員の受講者にとって大きな関心を呼び覚ましたようです。夕方から鈴木ヴァイオリンの子どもたちの名演奏とチェコのピアニスト・イジー・コレルト氏の流れるような演奏会が開かれ、各界の方々を迎えての大交流会が開かれました。松本市では「松本チェコ市民交流協会」が組織され、チェコのゲストの宿泊、食事の一部、「市民交流の夕べ」、松本大学市民公開講座、松本城、博物館、美術館入場料無料、バスの提供などのご支援を頂きました。21日は安曇野で碌山美術館、高橋節郎美術館を訪問、お茶席にご招待など、アルプスを見渡す壮大な景色と文化の粋に浸りました。そして、最後に地ビールをご馳走になり、素晴らしいホスピタリティー感謝しつつ、文化の香りを胸一杯に愛知へ向かいました。 <瀬戸市と愛知万博>日本チェコ友好協会会員である瀬戸国際交流協会理事長、杉山仁朗氏に終始大変にお世話になりました。難しかった瀬戸パークホテルの予約、万博見学の夕刻入場券の手配、夕食、案内などすべて自ら先頭に立ってして下さいました。宿泊、夕食などを全面的にご負担下さり、緊縮財政やりくりの中、大きなご支援であったことに、お礼の言葉も尽せません。チェコの方たちにとってご親切が忘れられない瀬戸訪問でした。 <おわりに―ご協力有難うございました。>来日者の旅費は自費でしたが、日本滞在中の宿泊、交通費、食費その他の費用のために、国際交流基金から2005日本・EU市民交流年事業助成を受けましたが、それではとても不十分でした。しかしお蔭様で、かつてメヘニツェでお世話になった方々の80万円に上るご寄付と、法人からのご寄付のもあって、合計1,150,000円に上る寄付金がプロジェクト実現に大きな力となりました。8月の韮崎のジュニア・サッカー遠征費助成を含めて、私どもの「2005日本・EU市民交流年」プロジェクトは赤字を出さずに無事達成できる事になりました。それは、松本、瀬戸、その他各地で宿泊、食事、入場料などをご提供下さったご支援と、東京、韮崎、松本でのホームステイを提供して下さった方々、そして終始協力されたボランティアの方々のお力添えに負うところが大きいのです。以上に述べましたご支援に加え、東京都港湾局の船よる東京港見学、氏家氏によるチェコにゆかりある横浜案内、上野真蔵氏による鎌倉での昼食ご招待と見物。熱海のホテル宿泊提供のご好意に心からお礼を申し上げます。今回の市民交流事業は種まきのようなもので、これから日本とチェコとの市民交流が大きく育ち、やがて実を結ぶことを祈ってやみません。 多数の会員の皆様とご一緒させていただいたメヘニツェの村長さん一行とリトミシュルの一行からメッセージが寄せられております。
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